湧網線の貨物列車

湧網線は、北海道紋別郡上湧別町（現在は湧別町）の名寄本線中湧別駅から、オホーツク海沿岸を巡り網走市の石北・釧網本線網走駅に至る国鉄の路線でした。昭和５０年に国鉄再建法の制定により第２次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化直前の昭和６２年３月２０日に全線が廃止となりました。湧網線沿線にはサロマ湖や能取湖があり、風光明美な路線でした。しかし、蒸気機関車は９６００が牽引する貨物列車が１往復のみであり、石北本線や釧網本線と比べると地味な存在でした。昭和５０年４月６日、石北本線常紋信号所で撮影後、湧網線を訪問し、一列車のみ撮影しました。撮影場所は、網走に近い網走川橋梁でした。