西武山口線は、東京都東村山市の西武遊園地駅と埼玉県所沢市の西武球場前駅間を結ぶ新交通システムであるが、 もともとは、昭和２５年に開業した多摩湖ホテル前駅とユネスコ村駅を結ぶ軌間７６２mmの「軽便鉄道」でした。 軽便鉄道とは言っても、蓄電池機関車が牽引する「おとぎ列車」が走る遊戯施設的な色彩が強い鉄道路線でした。 昭和４７年に、鉄道１００年を記念して蒸気機関車の運行が開始されました。復活当初は、頸城鉄道２号機「謙信号」と 井笠鉄道１号機「信玄号」を借りていたが、昭和５２年に台湾の台糖公司が保有していたコッペル製 ５２７と５３２ を譲り受け運行に就きました。
沿線に西武球場が完成したのを契機に、交通アクセス改善のため西武山口線は新交通システムに衣替えが決まり、 昭和５９年５月１４日で営業休止となった。この時点で蒸気機関車は引退しました。
昭和５７年４月４日、満開の桜をご覧ください。

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